「コンピュータウイルス」とひとくくりにされがちですが、マルウェア(悪意あるソフト)にはいろんな種類があります。正体を知れば対策も見えてきます。
代表的なマルウェア
ウイルス
ファイルに寄生して増える
ワーム
自分で勝手に広がる
トロイの木馬
便利なフリして侵入
- ウイルス:正規ファイルに寄生し、開くと感染・増殖する
- ワーム:人の操作なしにネットワークを自己増殖する
- トロイの木馬:無害なアプリを装って入り込み、裏で悪さをする
- スパイウェア:こっそり情報(入力・画面)を盗み見る
- ランサムウェア:データを人質にして身代金を要求する
どこから入ってくる?
よくある入口
- メールの添付・リンク
- 怪しいサイト・海賊版
- USBメモリ
- 更新していない古いソフト
防ぎ方
- 不審な添付は開かない
- 公式から入手する
- [更新を当てる](/learn/security-basics)
- [ウイルス対策](/learn/security-basics)を入れる
サプライチェーン攻撃に注意
近年は、正規のソフトや取引先を踏み台にして忍び込む「サプライチェーン攻撃」が急増(組織脅威の2位)。信頼しているものが感染源になることもあります。
ランサムウェア:データを人質に取る
ランサムウェアは、社内のデータを勝手に暗号化して開けなくし、「元に戻してほしければ身代金(ランサム)を払え」と脅すマルウェアです。
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ランサムウェアの「二重脅迫」
昔は「暗号化して人質」だけでした。今は先にデータを盗み出し、「払わないと暗号を解かない+盗んだデータを公開するぞ」と二重で脅します。だからバックアップがあっても情報漏えいは防げないのが厄介です。
6年連続1位
組織の脅威ランキング
約46%
中小含む感染割合
RaaS・AI
素人でも高度な攻撃が可能に
ランサムウェアで中小企業も狙われる理由
「うちは小さいから大丈夫」は通用しません。攻撃は**RaaS(サービス化)**で自動化・大量化し、守りの手薄な組織ほど狙われます。取引先経由で大企業を狙う踏み台にもされます。
マルウェア・ランサムウェア対策の基本
📚 もう少し詳しく(背景)気になる人向け・タップで開く
「マルウェア」は悪意あるソフト全般の総称で、広がり方や目的で呼び名が分かれます。自力で増えるかどうかでウイルス(他のファイルに寄生)とワーム(単独で自己増殖しネットワークを広がる)が区別され、正体を偽って忍び込むのがトロイの木馬です1。近年の傾向として、愉快犯的なものは減り、金銭目的が大半を占めます——データを人質にするランサムウェア、情報を盗むスパイウェア、こっそり他人の資源で計算するマイニングマルウェアなど2。
侵入経路の多くは、実は高度な技術ではなくフィッシングメールや更新を怠った脆弱性です。だから「怪しいものを開かない・すぐ更新する・バックアップを取る」という基本の積み重ねが、いちばん効く防御になります。
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