個人のセキュリティ被害の1位はフィッシング。誰もが狙われる、いちばん身近な脅威です。手口と見分け方を身につけましょう。
フィッシングとは
本物そっくりの偽メール・偽SMS・偽サイトで、あなたにID・パスワードやカード番号を入力させて盗む詐欺です。「魚釣り(fishing)」が語源で、エサ(もっともらしい連絡)で釣ります。
← 図は横にスクロールできます →
見分ける3つのポイント
あやしい合図
- 「至急」「24時間以内」と急かす
- 見慣れないURL・少し違うドメイン
- ID/パスワード/カードを入力させる
落ち着いて確認
- リンクを踏まず公式アプリで確認
- URLの綴りをよく見る
- 不安なら公式を自分で開く
クイズで練習
🎣 フィッシング見分けクイズ
この連絡、「本物」?それとも「あやしい」?(1/4・正解 0)
見分けのコツ:①急かす ②見慣れないURL ③情報入力を求める。1つでもあれば立ち止まろう
もし入力してしまったら
あわてず、そのサービスのパスワードをすぐ変更し、多要素認証を有効に。カード情報ならカード会社へ連絡。早い対処が被害を最小にします。
鉄則
メールやSMSの中のリンクからログインしない。ブックマークや公式アプリから開く——これだけでフィッシングの大半を防げます。
ソーシャルエンジニアリング:人の心理をつく手口
よく使われる心理
- 権威(上司・警察・銀行)
- 急かし(今すぐ!)
- 親切・同情
- 好奇心(怪しいファイル)
具体例
- 社長を名乗る偽の振込指示
- 「アカウント停止、今すぐ確認」
- 「困っているので教えて」
- 「あなたの写真が流出」
技術的な侵入より、人にうっかり教えさせる方が簡単なことも多いのです。
AIで巧妙になっているだましの手口
ディープフェイクに注意
2026年は、AIで本人そっくりの声や映像を作るディープフェイクが問題に。「上司の声で振込指示」「知人の顔でビデオ通話」など、見聞きした情報だけでは信じられない時代になりました。
だまされないために
一度止まる
急かされたら疑う
別経路で確認
本人に電話で確かめる
むやみに教えない
パスワードは誰にも言わない
「急かされたら、いったん立ち止まって、別の手段で確認する」。この習慣が最大の防御です。
📚 もう少し詳しく(背景)気になる人向け・タップで開く
フィッシングは、本物そっくりの偽メールや偽サイトで、パスワードやカード番号を"自分から入力させる"詐欺です。技術で侵入するのではなく人の心理を突くため、誰でも狙われます。近年の手口は巧妙で、表示名は本物でもリンク先のドメインが微妙に違う(例: rミicミrosoft のような紛らわしい綴り)ことが多く、URLをよく見るのが最大の防御です1。
また、メールだけでなくSMS(スミッシング)や電話、SNSのDMにも広がっています。効果的な対策は3つ——リンクを踏む前にドメインを確認、急かされても一呼吸おく、そしてパスキーや認証アプリの多要素認証を使うことです。
特にパスキーは、偽サイトでは原理的に認証が成立しないため、うっかり引っかかっても被害を防げます2。
